屋上養蜂、福岡天神みつばち見学

2017年6月30日屋上養蜂見学 福岡天神みつばち

今日は刺されますよー

天気が悪い時は、ミツバチも機嫌が悪いですから。現れた、三越百貨店のバイヤーの松尾さんは、真っ白なジャケットをまとった好青年。

僕もね。最初は、ミツバチは好きじゃなかったんですけど、だんだん好きになってきました。

えっ?

好きじゃないのになんで?と聞いて見ると私の担当の商品がありまして、その中にハチミツの店舗であるラベイユさまがありまして、私が部長なので、リーダーということになりました。

今年の春から天神みつばちプロジェクトは始まりました。最初は5箱10万匹のミツバチを五群で始めて、(三ヶ月後の)今は、15万匹。だいたい5日に一回はミツバチの様子を観察します。ダニが発生していないか?女王蜂を育てようとしていないか?卵は順調に生まれているか?蜜の糖度はどれくらいか?

様子を観察することで、ミツバチの環境を整えることが「Beekeeping」養蜂家の役割なのだとわかりました。そして、その環境とは、巣箱にとどまらず、ミツバチの行動範囲である半径3~4キロ。天気、街路樹、近所の人、といった地域の環境について思いを巡らすことになります。

ミツバチに関わるようになって、福岡の街を歩いている時に、蜜源はあるのか?この花はミツバチがくるかな?と気がつくとミツバチのことが気になっていて、今では好きになりました。と松尾さん。

天神みつばちプロジェクトは、ハチミツの商品を販売しているラヴェイユと三越の共同プロジェクト。ラべイユの渡部さんは、もともと三越地下のハチミツ販売員だったのだが、声をかけられ、Beekeeping Staffに。もともとミツバチに興味があり、近くの養蜂家に通っていたのだという。

Beekeeping Staff 渡部さんはハニー色のつなぎを着て、黙々とミツバチの世話をしていました。ニュージーランドに日本人の養蜂家家族が移住していることを話をすると、ニュージーランドは「マヌカハニー」が有名ですね。それとミツバチとハチミツの文化がありますね。フランスやイタリアもそうです。ヨーロッパでBeekeepingとは尊敬される存在だということです。

すでに二回、蜜を採取して、約100キロほどの蜜が取れたという。7月までで蜜を取るのは終了して、その後はミツバチの箱を来年の春まで、養蜂家に預けるとのこと。

養蜂を始めるにあたっては、行政に登録が必要であり、養蜂協会のような組織に登録が必要ということです。勝手に箱を置いて、ミツバチが飛び回って近隣の人に迷惑をかけたり、ミツバチが蜜を取りに飛んでいくと、もし隣の庭でもやっていた場合、蜜の取り合いになってしまいます。何事も落ち着いて話をすることですね。

福岡天神みつばちプロジェクト
http://www.m.iwataya-mitsukoshi.co.jp/real/news/tenjin_honey/

はちみつ専門店ラベイユ
http://www.labeille.jp

蜂達人、室田氏

6月13日火曜日、鯖江の室田さんに出会いました!

🐝「人間と蜂」は持ちつ持たれつで、共生。

蜂にとって住居が必要で、かつて人が住んでいた茅葺き屋根に蜂が巣を作る。蜂の種類は1000種以上で、中には、蜘蛛を餌にする蜂がいて、害虫を駆除してくれる人間にとって大切な存在。

水田が広がる地域では、7月のあたりに、カメムシを駆除する農薬を散布する。最近はヘリコプターやドローンにて散布する。ドローンの場合は、人がまく量の5倍はまく。ミツバチは全滅してしまう。

🐝蜂道

車が通る道があるように、風の通り道、蝶が飛ぶ「チョウドウ(蝶道)」、蜂が飛ぶ「ハチドウ(蜂道)」がある。

🐝自然を見ることは人間を考えることだ

室田さんは、大学時代に常木勝次教授に師事。入学歓迎会の時に、この中で、蜂に興味のある者は私の研究室まで、来たまえ!と言われ、先生のドアを叩いたのが私一人。蜂の研究では福井県は全国でトップクラス。「室田さんらが1950~80年代に採集したハチの一種「寄生蜂」の標本を神戸大大学院の研究者が調べると、7種が本州初、184種が福井県で初確認と判明、昨年5月に専門誌で発表した。(日本経済新聞)」日本だけでなく、フィリピン、ミャンマー、中国とミツバチを求め飛び回って来た。

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG3000J_Q3A430C1CC0000/