最先端の工学研究者の視点 ロボットにこめられる道徳感情


2018年1月25日、雪の影響が心配でしたが、先週金曜日の夜に東京にて行われた「最先端の工学研究者の視点 ロボットにこめられる道徳感情」に参加してきました。

Pepperの感情認識エンジンの開発者である光吉氏は、極真空手五段ということで「押忍」と講演が始ました。また彫刻家で、東京大学で医学系研究科で特任講師をしているという謎の人物でした。

ペッパーには、人の感情を読み取り、理解する「感情認識」とペッパー自身が感じる感情を生成する「感情生成機能」を数値化してペッパーにプログラムされています。感情を読み取る技術として、声のトーンから脳で活動している部位を特定し、感情を決定しています。

その特定された感情がペッパーのタブレットに表示されます。自分が今、どんな感情かどうか判断ができない時がありますね。そんな時にペッパーが、そっとあなたの心について教えてくれるのかもしれません。

光吉氏は脳の反応やホルモンの反応を擬似的に数値化し、数値をペッパーに反映することで、こころらしきものが、ペッパーに芽生えていることに、戸惑いも感じているようでした。また、一つ一つの心の特徴を数値化することで、どのような状況に置いて心が変化するか法則も見えてきて、簡単に操作できてしまう「こころ」に恐ろしさも感じているようでした。

感情とは何か?
を掘り下げることで

善とは何か?
悪とは何か?

溢れる才能をフルスロットルしながら
苦悩されていました。

近い将来、ロボットも
苦悩するようになるかもしれません。

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