いのち:あちらとこちら

ドクターの診察にOrihimeさんも一緒に同行しました。おばあさんは、外に出たいけど、90歳もすぎていて、起き上がろうとすると、腰が痛くて起き上がれない。だから、ずっと部屋の中で、天井とテレビを見ている毎日。

月の二回の訪問診察では、以前住んでいた自分の家の裏山の畑のこと。山にいって山菜をとったり、夏野菜の準備をしたり、ジャガイモの収穫をしたり、と夢をみる。と聞かせてくれます。

彼女の代わりに、今まで住んでいた家にOrihimeが伺ってみるのはどうかと思い、まずは家の周りをOrihimeで散歩して見るのはどうかと思い訪ねました。

部屋でドクターと一緒にiphoneの画像を見ながら、用水路、隣の畑、庭の鉢。サボテンの花を見ました。

部屋に戻って、今見えていたのは、外の景色ということ。家の周りの様子だということを伝えました。「ああ、そうか」といった感じで特に何もない。

裏山を見に行きますか?と聞きました。
いいえ。行きません。いつも家にいます。
とおばあさん。

お父さんが作った炭を
肩にかついで、
山から降りてきたり、
畑の作業を
毎晩、やってます。

朝、目がさめると、
今、自分はどこにいるのかと、
家族の人に聞くそうです。

おばあさん、あちらとこちらを
自由に行き来しているようで。

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