上映会:Most-Likely-To-Succeed

Most Likely To Succeed 上映会
米国サンディエゴにある High Tech Highを舞台にした 映画“ Most Likely To Succeed ” を観て、現在の学びとこれからの学びのあり方について対話を楽しみましょう。


「Most Likely To Succeed」は
「人工知能 (AI) やロボットが生活に
浸透していく21世紀の子ども達に
とって必要な教育とはどのようなものか?」

というテーマについて、「学校は創造性を殺しているのか?」TEDトークで著名なケン・ロビンソン卿、カーンアカデミーのサルマン・カーン氏、ハーバード・イノベーション・ラボ所属のトニー・ワグナー氏などの有識者や多くの学校取材を2年間積み重ねられ 制作されたドキュメンタリー作品です。

米国のカリフォルニア州にある High Tech High というチャータースクールに通う二人の高校1 年生の成長を追いかける過程で、日本と同様な受験偏重型教育と、生きる力を身につける実践的な教育のバランスをどう考えるか など、国は違えど似た状況も多く、教育を取り囲む様々な視点について考えさせられる作品です 。 (FutureEdu Tokyoより引用) 


●日時 2019年 11月 23日(土)
 ▶︎12時:手打ち蕎麦
 ▶︎13時ー15時30分:上映
 ▶︎15時30分ー16時:中国茶と菓子を飲みながら座談会

●会場 越前そば道場(〒918−0046 福井県福井市福町31-1−91)

●参加費用 1500円(お蕎麦、お茶菓子、チャリティー代含む)
※当日、受付にてお支払いください。受付後、越前蕎麦をお召し上がりください。
●定員 20名

●申し込み方法 Googleフォームに必要事項をご入力ください 11月16日締切

●お問い合わせ先
:BEE HAPPY PROJECT 担当(Sayaka Kinoshita) 

●メール:beehappy@livelight.jp

いの地:あまーい、どら焼き食べたいんです。

息子さんの法要に同行させていただいてから、2回目の訪問。ケアマネジャー、訪問看護の人とも彼女の「苦しみ」は何かを彼女が今、生きている生活の中で少しでも満足がいくように援助していけるようと、話を共有しながらの訪問でした。

部屋に入ると、少し段ボールが少なくなったような壁が見えるようになってきた。センセーお待ちしておりました。よろしくお願いします。調子はいかがですか?はい。調子はおかげさまでいいです。そうですか。足はいかがですか?はい。足のむくみもいいです。夜は眠れていますか?はい。眠れています。

とおっ。とても調子がよさそうだな。これも法要に参加した効果か。と勝手に思っていたのもつかの間、

でもね。センセ。入ってくるんですよ。三人組がそれでみんな盗んでいってしまうんです。一人は子供なんです。だから、私、シーツの下とか、いろんなとこに隠したり、これを(5重にくるんだ財布)巻きつけて寝るんです。

あー始まってもうたー「盗られる」物語。盗られる物語は3つほどあって、それが限りなくループしていきます。でもね。センセ。でもねセンセ。でもね。センセ。一つ一つのストーリーが長い。

私の顔を見ると、あっすみません。この間、法要の時に預けたハート型のケースがないんですけど(返してくれますか)ニコリ。笑み。私は、ドキドキして厳しい顔で、ハート型のケースは、ありませんでしたよ。私は、持っていませんよ!と、語気強めに。あーそうですか。と残念そうな彼女。

頭の整理をするためにお薬はいかがですか?とドクターの提案に、それは何のお薬でしょうか?私は、三人組に困っているだけなのですが。。チーン。

今度、また食べにいきますか?何か食べたいものがありますか?答えに窮した私の口から出たのはデートのお誘い。すると彼女は、

あまーいどら焼き食べたいんです。
ハイ。

と返事の前に「あまーい、どら焼き」が出てきた。そして我に返った笑顔。ニコニコ。分かってますよ。前回行けなかった、森八のどら焼きですね。そうですよ。よくご存知で。いつ行けますか?いける日程は早めに教えてくれないと、私困るんです。

ニコニコの笑顔にドクターも私もニコニコと共感しながらも、「ごめんね。私は人の扱いがわるいから。」とつぶやいていたことを思い出しました。

あまーいどら焼きが食べたいんです。
とても魅力的なスィーツ女子です。

いのち:あしもとが見えんと。

月に二回の定期の訪問診療。前回は、Orihimeで家の周りをみてもらいました。調子はいかがですか?のDr.の声かけに、調子いいです。ご飯もたべれています。よく眠れています。と決まった返事。

すこーし食べる量が減りましたが、元気です。とお嫁さん。私は、お盆がすぎた20日の診察だったので、今日は8月20日でお盆ももうすぎましたね。と聞くと。ほやね。今は、畑は何をされるんですか?秋野菜の準備もされるんですか?と聞いてもそやね。暑いから。とあまり興味がありませんでした。

今、96歳ですね。とお伝えすると。そうやね。歳をあげるっていうのに、誰も受け取ってくれないんです(ニヤリ)。皆さん長生きでしたか?とたずねると、周りがみんな亡くなってしまって、みんなの分も歳ももらってるんですわ。と息子さん。

(ご本人の)お父さんは長生きでしたか?と聞くと、父親は、早くに死んだんです。山奥だから、医者もいなくて、ある時、坊さんがきて、お前がやれと言われて、なんか、そういうことをやっていたわけです。医者のかわりに。「見えたということですか?」ヒーラーみたいな。はいそうです。

いろんなところから来て、自分の前でお代金はどうしますか?と聞いたときに、それは、あなたたちが電車でいくら払おうか、相談した金額で結構ですよ。と答えていたそうです。

でも修行とかしていたわけでなくて、全部引き受けてしまうんでしょうね。そんなことをしていたから、父親は早くに亡くなってしまったそうです。そうなんですねーと聞いていたら、

「先のことが見えても、どうしようもありません。あしもとが見えんと。」

長老はニッコリとされました。
今日も貴重な機会をありがとうございました。

FLIA

FLIAのメンバーと今後の活動のついて話を聞いた話をしてきました。「面白いことを深く広く!」をモットーにBeeHappyでは、ミツバチとロボットについての活動をしていますが、FLIAのメンバーは中学生。

新しい学びの形とは?2030年にどのような学びの形があるのかを考え、対話し実践するチームです。彼らは「自律的な学びへのイノベーション探求するコミュニティを培う」として、2019年2月に教育フォーラム開催を目指しています。


(https://www.facebook.com/FLIAfromOECDISN/)

FLIAとBeeHappy。
それぞれの年齢や所属、
経験を超えて、
新しい考えや物を作り出す
Mediaを模索しています。

安心してください。

お迎えに行くと、玄関の真正面で靴を履いて、押しぐるまを前において、準備万端でした。私の顔を見ると、あら。こんな人だったかな?とちょっと戸惑いながらも、車に乗り込みました。今日はすいません。ありがとうございます。お数珠もかしていただいて、何から何までありがとうございます。いえいえ。

100歳近いお婆さんと、御施餓鬼法要に参加しました。今年は十七回忌だから。行っておきたい。来年どうなるかわからないから。突然いなくなった子どもだから。。

寺に到着すると、墓の隣に車を駐車。お墓もこちらにあるんですか?そうです。あちらの奥に家の墓があります。玄関先でお寺の奥さんに会い、今日のお参りになるまでの経過を説明しながら、奥さんは、ニコニコっとされながら、よーお参りにきてくれなったね。暑いねー。足元気をつけて。とお婆さんをガチっと支えてくれました。

本堂に上がると、数名の僧侶が太鼓やリン、拍子木などをたたきながら御経をあげていました。堂内に響く「南無阿弥陀仏」を聞きながら、受付で、お参りの説明。どうやら申込みはしていないらしく、申込み用紙を渡されるが、書けない。息子さんの十七回忌なんです。と伝えると、今は平成三十年だから、と過去帳で過去をふりかえる。

確かにありました。
息子さんがここにいました。

私は足が悪いから、あなた代わりに
焼香してきてください。
え!あ、はい。
と返事をして〇〇家として
焼香させていただきました。

お昼のお弁当をいただき、
車まで見送ってくれる奥さんに
お参りのお礼をお伝えして、
お婆さんが息子さんのことを
気にかけていることを伝えると

そうですよね。
分かりますよ。分かります。
でも安心してください。
私たちがお守りしていますから。
彼女のお父さんも、お祖父さんも
ご先祖様もお守りしていますから。
とニコニコっと伝えてくれました。

南無阿弥陀仏

いのち:あちらとこちら

ドクターの診察にOrihimeさんも一緒に同行しました。おばあさんは、外に出たいけど、90歳もすぎていて、起き上がろうとすると、腰が痛くて起き上がれない。だから、ずっと部屋の中で、天井とテレビを見ている毎日。

月の二回の訪問診察では、以前住んでいた自分の家の裏山の畑のこと。山にいって山菜をとったり、夏野菜の準備をしたり、ジャガイモの収穫をしたり、と夢をみる。と聞かせてくれます。

彼女の代わりに、今まで住んでいた家にOrihimeが伺ってみるのはどうかと思い、まずは家の周りをOrihimeで散歩して見るのはどうかと思い訪ねました。

部屋でドクターと一緒にiphoneの画像を見ながら、用水路、隣の畑、庭の鉢。サボテンの花を見ました。

部屋に戻って、今見えていたのは、外の景色ということ。家の周りの様子だということを伝えました。「ああ、そうか」といった感じで特に何もない。

裏山を見に行きますか?と聞きました。
いいえ。行きません。いつも家にいます。
とおばあさん。

お父さんが作った炭を
肩にかついで、
山から降りてきたり、
畑の作業を
毎晩、やってます。

朝、目がさめると、
今、自分はどこにいるのかと、
家族の人に聞くそうです。

おばあさん、あちらとこちらを
自由に行き来しているようで。

最先端の工学研究者の視点 ロボットにこめられる道徳感情


2018年1月25日、雪の影響が心配でしたが、先週金曜日の夜に東京にて行われた「最先端の工学研究者の視点 ロボットにこめられる道徳感情」に参加してきました。

Pepperの感情認識エンジンの開発者である光吉氏は、極真空手五段ということで「押忍」と講演が始ました。また彫刻家で、東京大学で医学系研究科で特任講師をしているという謎の人物でした。

ペッパーには、人の感情を読み取り、理解する「感情認識」とペッパー自身が感じる感情を生成する「感情生成機能」を数値化してペッパーにプログラムされています。感情を読み取る技術として、声のトーンから脳で活動している部位を特定し、感情を決定しています。

その特定された感情がペッパーのタブレットに表示されます。自分が今、どんな感情かどうか判断ができない時がありますね。そんな時にペッパーが、そっとあなたの心について教えてくれるのかもしれません。

光吉氏は脳の反応やホルモンの反応を擬似的に数値化し、数値をペッパーに反映することで、こころらしきものが、ペッパーに芽生えていることに、戸惑いも感じているようでした。また、一つ一つの心の特徴を数値化することで、どのような状況に置いて心が変化するか法則も見えてきて、簡単に操作できてしまう「こころ」に恐ろしさも感じているようでした。

感情とは何か?
を掘り下げることで

善とは何か?
悪とは何か?

溢れる才能をフルスロットルしながら
苦悩されていました。

近い将来、ロボットも
苦悩するようになるかもしれません。

ウェアラブルEXPO


2018年1月16ー18日に行われたウェアラブルEXPOに参加してきました。産業用ロボット、ドローン、人と一緒に作業するロボット「暖房付きパーカー」「耳をふさがないイヤホン」と衣食住の全ての生活にAIやIotの技術が盛り込まれています。

iPhoneが電話機能だけでなく、
インターネット、録音、写真、読書といった、
いろいろな機能を含んでいるように

Tシャツが「どこんジョーガエル」のように
テレビモニターになったり
ガンダムのようなモビルスーツが登場するのも
そう遠い未来ではないようです。

医療で考えられるのは、どんなプロダクトでしょうか?
心拍Tシャツ、ドーパミン帽子とか?


骨伝導を利用した“耳をふさがないイヤホン”


骨伝導キャップ
の内側を見ると両側に骨伝導の振動ユニットが
付けられており、耳の上あたりを振動させる
ことで音を聴くことができる。

https://youtu.be/NW6pkJ75E8I
シャツをたたむロボット

ask Nao


日本サードパーティ(https://www.jtp.co.jp/services/robotics/nao/)の須佐様とNaoの導入について1月18日東京にて打ち合わせをしました。日本においてNaoの総代理店です。Naoは、これまで、大学や研究機関、など、ペッパーのようにどこにでもあるようなロボットではなく、実験、研究目的で使用されていましたが、昨年頃より、一般にも販路拡大しているようです。

Naoの特徴といえば、プログラムを組むことでカスタマイズできる点です。また、ask Naoという自閉症に特化したプログラムがあり、今回、ask Naoの導入も予定しています。
https://asknao.aldebaran.com

医療や福祉の分野での導入事例は少し、
あるようですが、まだまだ未知数な分野です。

https://youtu.be/ELBSYmC5D28

ロボットって
お掃除できるの?
料理できるの?
何ができるの?

といった声がいつも聞かれますが、
まずは、Naoってどんなことができるのか?
を勉強して、何を一緒にやっていこうかを
考えていきたいと思います。

https://youtu.be/LVHPgXxbUtg

ロボットライフを 楽しみましょう!

ロボットを
友達のような
道具のような存在として
子供達の環境におくことで、
どのような変化が生まれるでしょうか?

ロボットを通じて、
「周りをコントロールできることを実感する。」
ことが一番かと考えています。

男子であれば、ラジコンで、車を動かした時の支配力!
女子であれば、お人形に可愛い洋服を着せた時の
満足感(?)でしょうか。

タブレットで、スクリーンのボタンを押すことで
ロボットが話をしたり、手をあげたり、動く。
自分の意図がタブレットからロボットにつながり
ロボットから周りの人につながって、次のつながりが
生まれる。

自分で頭を上げたり、寝室からトイレや台所に行けないけど
思いを伝えることで、ご飯が食べれたり、トイレに行けたり
嫌といえたりできる!

「周りをコントロールできることを実感する。」
とは自己表現するということです。

嫌だ。痛い。
行きたくない。

と自己表現が始まることで

わかった。ありがとう。
うれしい。

と自分の持っている感情という自己表現が
豊かになっていくと思います。

Ask Naoのソフトフェアは
 ●身体の部位を覚える
 ●指示に従う
 ●対象物の分類(ラベリング)
 ●概念定義
 ●記憶
 ●時系列理解
 ●感情認識
 ●共同注意
 ●視線合わせ

といった発達に応じたプログラムが
用意されています。

ロボットと関わることで
キッズが自分って何?
と考えて、ロボットに何を命令しようか?
何をいたずらしようか!
試して、失敗して、失敗して成功して!

援助者もキッズを病気や障害があると
なんとなく評価するのではなく

ロボットとキッズの関係性に自分が参加することで
キッズの楽しみを発見したり
キッズの成長を発見したり
自分ができる専門性が見つかったり

と新しい関係性が
芽生えるかも。

車の運転だって運転しないと始まりません。
なんで、車って動くの?
運転して、ぶつかったらどうしよう?
そんなに遠いところに行ってどうするの?
とあれこれと騒つくだけでは
どこにも行けません。

ロボットライフを
楽しみましょう!