BEEKEEPER:Katsutoshi Kinoshita


初めまして。BEEKEEPER見習いの木下克俊です。ミツバチに触れることで、空を見上げることが多くなりました。

私は子供のころ、屋根の瓦の上に寝そべって空を見るのが好きでした。布団を屋根の上に干していたのですが、私も布団と一緒に日光浴をしながら、「自分ってなんだろう。今ここにいるのは私。それってどういうこと?」と雲を眺めていました。

学生生活はそうやって
空を見ながら自分について
悶々としていました。

「今、ここにいるのは私」
と気づいたのは、10代後半に
過ごした寺での生活。

寺のスケジュールは
朝5時すぎに起床して、掃除して
お経読んで掃除しての生活。

境内で、はいてもはいても現れる落ち葉。
湯気にまみれてヤカンに茶葉を入れた時の香り。
腹から声をあげてのお経。
座りすぎて、立ち膝になりながらの正座。
腹がへること。
そして一日が終わる夜、
布団に入り、部屋の天井をみながら、
「今日も終わり。私。幸せ。」
と眠りにつきました。

夜明け前、夜空に向かって
星の光がまぶしい。
走りながら夜空と一緒に
本堂に向かう。

「今、ここにいるのは私。」
そんな「気づき」を寺の生活で
学びました。

ミツバチと生きることで
関係性に気づく。
女王蜂がいて
働き蜂、雄蜂がいるミツバチ社会。
半径4kmの世界を飛び回り
花の蜜をとる。外の世界との関係。

私がいて家族がいて地域がある社会を
ブンブンとミツバチは飛び回る。

ミツバチを見ることで
生命の不思議をしる。
生かされていることをしる。
共に生きていることをしる。

自然を見ること
人間を考えること
BEEHAPPY

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