WOMB TO WORLD CONFERENCE in Cambridge
沖縄の音とボンディング

Rumi


9月22日ケンブリッジでバースライトの学会'Active bonding through sound before, during and after birth’に行ってきました!妊娠中から産後にかけて、サウンドとリズムを通じて積極的に母子の結びつきを支援することができる。をテーマに主にヨーロッパ各地から著名な研究家が招かれて、妊婦や産後女性、胎児や生後まもない新生児を対象とした,サウンドとリズムを通じた研究、検証結果が次々にアップデートされました。

報告レポート vol.1

まずは沖縄の音とボンディング

私自身、息子を妊娠していた当時は沖縄に住んでいて、そのころ夫が熱心に沖縄三味線−サンシンを練習していました。毎晩のように近所のサンシンの先輩が、オリオンビール片手にやってきて、座卓のあっちとこっちに向かい合って座り、稽古をつけてもらっていました。夫が入門したのは古典の安冨祖流。新人賞のために練習していた課題曲は、長く音を伸ばすお経のような発声、風情のあるシンプルなサンシンの音色。7分ほどの長い歌。

妊婦の私は、稽古風景を見ながらウトウトと気持ちよくうたたねしていました。楽譜がある訳ではなく見て聞いて習う形式の「道」の稽古シーンも、その場にいるだけで落ち着き、大好きなひとときでした。

その村では、沖縄民謡の歌踊りはくらしの一部であり、人が集まれば誰かがサンシンを弾き始め、みんなが踊り歌いだす・・・ちゃんかちゃんか、ちゃんかちゃんかのリズムと笑いが溢れます。いつの間にかわたしも沖縄民謡を口ずさみながら、妊娠中のお腹に手を当てて,リズムを取っていたのを覚えています。沖縄の村では音とリズムは、人々の言葉によらないコミュニケーション。大変なことがあっても嫌なことがあっても、だいじょうぶさあ〜なんくるないさあ〜。歌い踊りながら日々の幸せを祈っているようでした。

妊娠中のサウンドといって思い出すのは、よく散歩したりヨーガをしていた、さんさんビーチの波の音、強い風の音。ザワワのさとうきびの音。私の場合は、お腹の子に、自分で歌いかけたり語りかけたりしたというよりは、いろんな音を共有していたという記憶がありました。口を閉じて目を閉じて、耳を澄ましていると、不思議とお腹の赤ちゃんのことがリアルに感じられました。リラックスするとお腹の赤ちゃんを意識しました。

妊娠中の音と母子のボンディングには、強い関係性があるように思っていました。