マタニティーヨーガ
妊娠中の「むくみ」について
Rumi
妊娠中、どんどん大きくなるお腹。
喜びや待ち遠しさも、だんだん大きく。
そして、身体の変化に戸惑うことも
たくさんあります。冷えてくる時期、
「むくみ」に悩まされている妊婦さん
たくさんいらっしゃると思います。
妊娠中の手足のむくみは、
産婦人科の定期検診で
赤ちゃんやお母さんの健康に危険が
及ぶ場合は、ドクターにしっかり
モニターされています。ほとんどの場合
生理的なもので問題はありません。
妊娠中のむくみの
メカニズムについて考えてみると
♡妊娠したからだが、赤ちゃんを
育てるためにからだの水分量を増やす。
♡20週後半には羊水、血液など
体内の水分量が1.5倍に増える
♡細胞内と,細胞外の水分量の
バランスが取れているとむくみを
感じないが、水分量が増える
妊婦さんは細胞外の水分が多くなり、
むくみを感じやすい
♡大きくなった子宮が骨盤の静脈を
圧迫するので、下半身からの血流や
リンパの流れが悪くなり、
むくみが生じやすい
♡妊娠中に一番むくみやすいのは足。
血液が末端までうまく巡らないと、
手がむくむこともある
✏️日常生活で気をつけたいことは
♡塩分を控え,冷たい飲食物をとらない
♡ゆったりとした服を着る
♡お風呂で身体を温める
♡首・お腹・足首を冷やさない
♡適度な運動
マタニティヨーガのクラスでは「むくみ」について、つらい症状ではあるけど「妊娠した身体は、水分量を増やして赤ちゃんを守っている」と考えて、変化した身体をいたわります。妊娠中、辛い症状はたくさん出るけれど、これを機会に自分の身体をケアする意識を育てよう。これも,マタニティヨーガの目的であると思っています。
マタニティヨーガでは、深い呼吸を身につけ骨盤を安全に動かし、下半身を気持ちよくストレッチします。足を高くして休む方法や、かんたんなマッサージもお伝えしています。
いずれも、赤ちゃんのためのWomb Ecology(子宮の環境)を整えてあげるポーズや動きですが、結果としてお母さんの血流やリンパの流れをうながし、むくみのつらさも軽減できることに繋がっているようです。
お母さんの快適さ、安心感は、そのまま赤ちゃんの育ちを応援する心の「栄養」になります。マタニティヨーガは、妊婦さんがおひとりおひとりのマタニティライフの中に、自分らしい「快適さ」「安心感」を育てる時間。
さあ、すでにお腹の中での
子育てが始まりました。
「ひとり」ではない、
「ふたり」のいのちを
囲んでいる身体。
これまでと違った、身体の整え方、
自分なりの生活の整え方が見つかると良いですね!