button     button     button     button     button     

My journey

Megumi


2017年、福井でバースライト母性のヨーガトレーニングを受けました。参加のきっかけは、第一子の産前産後に通った留美先生のヨーガでした。初めての出産と育児は緊急帝王切開からのスタート、軌道に乗らない母乳育児、何故泣いているのか分からず途方にくれる孤独な時間…

思い描いたものとは違い、どうして自分だけができないんだろうと涙が止まらなくなったり、そんな感情を抱く自分を責めたりもしました。でも、ヨーガを通して息子と重ねたコミュニケーションは、私も母親として成長できるんだという安心と自信を与えてくれました。
息子が怒ったり泣いたりしていても、彼を理解したいと、ヨガの時と同じようによく見て聞いて待って伝えるようになり、お互いの笑顔が増えたように思います。

以前は育児書や周囲の意見に右往左往し、自分の思い通りにたならないとイライラしてしまっていた私ですが、失敗しながらも今の私たちなりの子育ての形を楽しみたいと考えるようになりました。バースライトのヨーガに出会っていなかったらこうやって母としての喜びに気づくことができなかったのではないか、子育て真っ最中の今だからこそもっと母性を育んでみたいと研修に興味を持ちました。
 
参加を決めてからも、子育ても器用に出来ず、ヨーガ指導経験もない私が研修についていけるのだろうかと不安は沢山ありました。
でも、サリー先生は不安や恐怖、喜び、どれも素直に感じて良いのだと、私たちを母性そのもので包み込んでくれました。すごくプレッシャーだった実習でも、みんなで知識や技術を共有する学びや自分が実際に指導してみたことでの気づき、そして達成感や仲間との連帯感は感動的でした!
緊急感を持ちつつも安心して実習に望むことができたのは、サリー先生が私たちが自分自身で気づくのを待って、導いてくれたからだと思います。
 
バースライトの母性を肌で感じたことで、子育てや周囲との関係、社会でこうありたいという思いも変化がありました。
2歳半になった息子は自我の成長真っ盛り、母としても息子の成長についていくのに必死な日々です。でも、息子を信じて見守ったり、ありがとうやごめんねと素直に伝えたり、上手くいかない時はどんな気持ちだったか受け止められていたのかなと振り返ってみたり…と自然に対応している自分に気づきました。もちろん悩むことも、時々感情的になることもありますが、それも含めて、息子と自分自身の成長に気づける日常は楽しく、愛しく感じます。
 
夫や家族との関係では、今まで相手にどう思われるか不安で我慢したり、それなのに理解し合えないと悶々としたりしていたのですが、素直に今の自分を伝えられるようになりました。そこに存在していた愛に気づいたことで感謝と信頼の気持ちが強くなったのだと思います。子育てに関する方針の違いにも、頑なにならずに受け入れてみたり、ここは私たちなりのやり方でやってみるから見守ってほしいと伝えたりしています。私がこうありたいと安定していると、子どもや家族にも伝わるようで、以前より家族も安心して見守ってくれているように感じます。

また、これまで看護師として病院で勤務し、患者さまを尊重し寄り添うことについて考えてきた私ですが、できるかできないかを評価し、もっと良くなるようにこうしたらと私目線の言葉で指導する傾向がありました。
今は相手の望むことは何か、そのために何ができるのかを一緒に考えたり、結果よりも過程を大切にしたいと思うようになりました。
 
今年から、地域の公民館でベビーヨーガの教室の開催を始めました。子育てに追われ母性に悩みながらも、あの時感じた母性に包まれる喜びを大切にしたい!と少しずつ前に進んできたように思います。そして、ヨーガや母性領域の指導経験のなかった私が思いを形にするのに必要なもの
・バースライトの哲学
・母性に関する知識
・実習での経験
・刺激したり励まし合える仲間との繋がり
その全てが研修の中にあったのだと今実感しています。

ベビーヨーガの中で、お母さんたちは「自分がリラックスできたことや子どものリラックスして遊ぶ姿に驚いた」「こんなことができるようになったと気づいた」と、来た時よりも笑顔になる姿からは、ヨーガの可能性を感じずにはいられません。
今は、マタニティヨーガクラスの開催に向けて準備をしています。妊娠や出産を不安に感じているお母さんに言葉だけではなくヨーガを通して寄り添いたい、自分の苦しかった出産の経験に向きあいながらお母さんたちが安心して出産を迎えるサポートができたら、と思っています。
 
フォローアップ研修では、より産前産後に寄り添えるような専門性の高く実践的な内容が学べると感じ、これから出会うお母さんや母になったばかりで苦しんでいた当時の自分に伝えたいと今からワクワクしています。
これからも、研修での学びや気づきが、きっとヨーガ指導だけでなく私の女性としての喜びを深めることにつながると確信しています。
 
← back