Wonderful

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一年ぶりにお茶と坐禅の仲間に
会ってきました。先輩と初めて
お茶を飲んだのは2年前。
 
「真実について」
話がしたい。
 
とケアマネージャーから電話がありました。
私たちでは話し相手にならないから
お話を聞きに行ってほしい。
というのが始まりでした。
 
月に一度、ご自宅に伺って
抹茶をいれていただき
甘菓子をいただき
抹茶を飲んで
病気のこと
身体のこと
人生のこと
身体のこと
呼吸のこと
仏教のこと
ヨーガのこと
死のこと
生きること
真実のこと
 
いろんなお話をして
坐禅をして、わかれました。
 
一緒に
鈴木大拙記念館に行きました。

西田幾多郎哲学館にも行きました。
 
先輩は透析を続けて２５年。
どうして自分が病気になったのか？
そもそも私とは何者なのか？
なぜ、生きているのか？
宇宙とは？
真実とは？
 
抹茶をいただきながら
そんな話に花がさきました。
訪問時に本当に身体がつらくて
呼吸が息苦しくて、どうしようもなくて
ヨーガで身体と動きと呼吸に気づき
ながら、整えたり心を落ち着かせたり
 
そんなとき
いつもは、いつ死んでも悔いはない
と思っていたけど、いざ、ちょっとでも
呼吸ができなくなると不安になると
やっぱり、生きていたいと思う。
 
自分で書いた
「生ききる」
と
「夢」
という書が壁にはってある。
 
亡くなる前日。
私と看護師が
いつものように訪問すると
息をゼーゼーしていた。
 

亡くなる前日。
看護師と訪問。部屋に入ると、ベットの隣の椅子に座り、血圧の測定をしている。３７度代の熱があるという。辛い。いつもと雰囲気が違う。悲壮感。呼吸が早く、下を向いている。ベットに移動しましょうか。と促す。午前中は調子がよかったが、さっきから調子が悪い。息が体の中に入っていかない。横になってもらう。病院１が、出て行ってくれと、病院２にもいけない。オワリや。それでも息を一生懸命している。看護師の提案により、座ってもらい、体を前に倒して呼吸を促す。右手が震えている。手を握り、肩、腕をさする。来週、Dr.から説明を受けることを気にしている。あんた、いくつや？と看護師に話しかける。２２歳です。と伝えると、手を握ってくれと。若い人からエネルギーをもらいたい。手を握り背中をさする。明日、透析のために通院予定。少し楽なったと本人。来週の病院診察後にまた、連絡して伺うことを伝え、退席。
 

 

 
亡くなる一月前。
退院後、初めての訪問。約三ヶ月で数キロ痩せたよ。ニコリ。笑うと顔のシワが深くなる。２０mほど歩くと息が上がるし、大きな声も出せない。肺に水が溜まっているから、全体的に辛い。とポツリポツリを三ヶ月の生活の様子をお話ししていただきました。
 
そうですか。大変でしたねと
息苦しい再会になったのですが、
突如ニヤリ。
と笑みを浮かべて
それでも入院中して
良かったこと。わかったこと
がありました。
 
人に対して、自分の思っていることを押し付けなくなった。それぞれに考えていることは違うから、これ以上は言わなくてもいいとわかった。そうしたら、気が楽になりました。体が辛くなってエネルギーが減った分、使い方を慎重にしてるんです。
 
他の人に対して
思いやりが大事ですね。
ニコリ。
満面の笑み。
 
和菓子と抹茶をいただきました。
豆大福は塩味が効いていてうまい。
抹茶は、ダマが残っているけど
緑茶の風味が気持ちを
深く落ち着かせてくれる。
 
入院前、入院中に本当に息が辛くなった時、どうしたらいいかわからなくなったとき、落ち着いている時のように深呼吸は出来ないし、心を落ち着かすことも出来ないことがわかった。入院先のDr.にいつどうなってもいいと伝えたが、死んだらどうなるのか。生きるとはどういうことなのかを考え続けている。
 
手放すとは、ありのままになるとは、そもそもどういうことなのか？そのことを実践しているのが、他者に対しての慈悲と、坐禅における呼吸の観察。手放しながら、そこに飛び込むこと。
 
gogogo！
ギャーティギャーティハーラーギャーティハラソーギャーティボーディーソワカーハンニャーシンギョー
 
またお茶飲んで
坐禅をしましょう！
これまでと同じ生活。
新しい発見。
歩くリハビリ。
いのちの探求。
再び新しい生活。
握手。