BEEMEET:観察すると生まれてくる

蜜蝋(ミツロウ)をはじめて触った
口の中にも入れてみた
60℃ちょっとで溶けるらしい
これで蜂の巣ができているのか
蜂の巣の六角形も美しい
不思議がいっぱいだ

夏休み
子どもたちにとっては
自由研究に取り組む時期
何かいいテーマはないかなあ
最近は自由研究のガイドブックが本屋にズラリ
インターネットにもたくさんの事例
自由研究って
夏休みの宿題の中で一番たいへんかも

自由研究で一番難しいのはテーマ探し
だけどそれが一番大事
自分で本当に調べたい、知りたい
そして研究の見通しが持てる
自分ごとの研究テーマを見つけること

しかし、そう簡単には見つからない
どうするといいか

まずはテーマを見つけるために
じっくりと観察をすること
すると、きっと疑問が湧いてくる
もしかすると新たな発見に気づくかも
そうしたらそれを確かめてみよう
どんな実験や観察の方法があるかな

ミツバチをじっくり観察していた
カール・フォン・フリッシュ博士は
ミツバチの8の字ダンスが
蜜源までの距離と方向を
仲間に伝達していることを発見した
羽音の時間が距離
ダンスの角度が太陽と蜜源との角度

ミツバチってすごいなあ
そしてそれを発見し
みんなが納得するように論文にまとめた
カール博士もすごいなあ
ノーベル生理学・医学賞も受賞した

世の中きっとまだまだ
僕らの知らないこと
おもしろいことがたくさんあるはず
観察すると生まれてくる
まずは僕らの身のまわりから

🐝kinopee

BEEMEET:繋がり

ハチミツの収穫?に行ってきました。
巣箱から取り出した蜂の巣を見るのも、
匂いを嗅ぐのも初めて。

人間には真似して作れないものを
作ってるってやっぱり凄い。

それを収穫することを考えた人も
凄いなーってしみじみした。

できたてのハチミツの美味しさはもちろんだけど、
それよりも驚いたのは、ハチミツ作りに
関わっている人たちの幅の広さ。

世間は狭いって言葉で片付けちゃいけないぐらい、
みんな繋がりがたくさんあって、
色んな顔がある人たちばっかり。

こういう人たちが、地域を作って
更に繋がりを広めていってるんだなって。

蜂さんも、ハチミツも、
それに関わる人も、とっても奥が深いですね。

Takayo

BEEMEET:でんが はちみつ倶楽部

でんが はちみつ倶楽部に会いに行ってきました!早朝、ミツバチが飛び立つ前に、蜜をおすそ分けしてもらうそうです。

刺されるよー

刺されるよー

と聞いて、ちょっと逃げ腰でしたが、今朝のミツバチたちは、とってもおとなしくて、「ぶんぶんぶん」と周囲を飛び回っていました。

蜜をセットして、ぐるぐる回すと

出てくる

出てくる。

とったどー(ミツバチが頑張りました。)

ミツバチスマイル。

 

BEEKEEPER:Noriko Mizuno

「蜂」、20歳のときに刺された記憶が今もよみがえります。怖かった!痛かった!はれた!左腕が足の太もものように腫れました。刺された瞬間、ビリッと全身に電気が走りました。刺された場所は家の中。

当時、一人暮らしをしていた静岡県浜松市の平屋の家は、小さいけれど、趣のある日本家屋で、網戸がついてない小窓があり、2匹の蜂が毎日、寝室の部屋を横切って、違う窓から出ていきます。

不思議に入ってくる時間帯は決まっていました。私は怖くて、初めはたたみにうつぶせに、慣れてくると仰向けに寝そべって、下から眺めていました。二匹の蜂がくっついて、仲良さそうに、ブーンと音を出しながら、ゆっくりゆっくり飛んでいるのが印象的でした。

それが2~3週間くらい続いた頃、家の中に蜂が入ってくるのはやっぱりよくないと思い立ち、窓をしめ、飛ぶルートが代わるよう、追い出すことに決めました。

数日前から準備し、腹を決めて決行しました。もし外に出て行かないときは、袋に閉じ込めて外に逃がそうと、米袋を片手に、そして、ほうきのようなもので追い払ったとき、蜂は飛ぶ方向を変え自分に向かってきて、払っても払っても執拗に立ち向かってくる。

あっち行って、と窓のほうに誘導すれば、ちょうやはえのように、自然に外に出て行くと甘く考えていた私は、反撃してくる蜂の、頭の良さや、人間と同じような「感情」があることを知りました。

攻撃してくるのは一匹で、刺した後、もう一匹も窓の外に飛んでいき、それから二度と見かけることはありませんでした。

その後、蜂は刺すと死ぬことを知りました。あの時、蜂は命がけだった、何かを守ろうとしているように感じた、本当に申し訳なかった、仲良く2匹で飛んでいたのに、夫婦だったのだろうか、子どもを産んで、巣をつくろうとしていたのかもしれない、蜂は私に何も危害を加えなかった、ただ楽しそうに飛んでいて、私は友達だったかもしれないのに。

20歳だった自分にとって、忘れられない出来事になりました。

今回、beeing プロジェクトに参加したいと思った理由は、今度は蜂と仲良くできたら、蜂は怖いものという思い込みを捨てて、そのためには蜂を知りたい、と思ったからです。また、蜂名人の室田さんが自分と同じ鯖江なので、親近感も沸きました。

中学科学部と協同のプロジェクトとのことで、心も体も急成長する活発な中学生の皆さん、顧問の先生もおられ、自分に何ができるのか、させていただけるのかはわかりませんが、楽しく活動できたらと思います。

具体的には、蜂の生態を知った上で、自分たち人間と共生できるような活動を、ミツバチに感謝しながら蜂蜜を集めたり、蜂が存在することの有り難さや大切さ、尊さを知り、蜂蜜づくりを通して、ミツバチと共生できる暮らしがいかに豊かな暮らしであるかを伝えられたらいいなと思います。

BEEKEEPER:kinopee(キノピー)

BEEKEEPERのkinopee(キノピー)です。福井大学教育学部附属義務教育学校の科学部顧問をさせていただいております。

子どもたちと地域の大人の方々との協働探究プロジェクト「BEEHAPPY!」子どもたちと一緒に私たち大人も探究し、真の学びとは何かを問い続けます。

本校の校訓は「自主協同(じしゅきょうどう)」子どもたちが自律的かつ有機的に自分の学びを創造し、他者と協働しながら実践コミュティを形成していくそのような学校文化を子どもたち自身が実感し、その意義と価値を後輩へ伝え、世代継承しているのが本校、福井大学教育学部附属義務教育学校です。

そんな子どもたちの学びの姿は「蜜蜂」たちとも重なります。巣が拡大されてくると、他律的でなく自律的に分蜂したり、8の字ダンスをして仲間に蜜源を知らせたり、蜂球をつくり天敵から仲間を守るなど、一匹一匹が自律的かつ協働的に活動します。

また採蜜の際に植物たちの受粉を担うなど、他の生物ともコミュニティを形成しながら生きています。現代社会における生き方を問い直させられます。

「蜜蜂」「養蜂」「蜂蜜」など、子どもたち同様、自分自身にとっても専門外、未知なる分野です。科学部の子どもたちと一緒に探究していきながら、いろんな方々と繋がり学ぶ楽しさをみんなで共有、実感し、子どもたちの未来や、福井の学びの文化の発展に貢献していきたいと思います。

BEEMEET:万葉エコプロジェクト

東京の「たまプラーザ」のミツバチに会いに行きました。

たまプラーザ事務課
ハマブンブンプロジェクト
エコbeeプロジェクト(大学生)

この三つのチームが合同で「万葉エコBeeプロジェクト」を運営。学生の皆さんは、サークル活動として現在19名で活動しています。会場に到着すると、学生さんが、ひとりひとりに、ミツバチが飛んでくるように、ぬいぐるみを持って、参加者に声をかけてくれます。

おなじみのミツバチ服に着替えて、ミツバチのいる屋上へ。空が出迎えてくれます。不思議なことにミツバチがいることで空一面が部屋のような、包まれているような安心感を覚えます。

一枚の部屋に約1000匹の仲間。それぞれがそれぞれに、こちょこちょ動き回っている。子供たちは、その動きに釘づけでした。

ミツバチがせっせと集めてくれた蜂蜜をみんなでしぼります。子供も大人も甘い蜂蜜は大好きですね。オンリーワンの蜂蜜をいただき、大満足の出会いでした。有難うございました。

蜂達人:Tadao Murota

ミツバチ達人の室田さんから、蜂と共に生きてきた人生を語っていただきました。蜂といっても、様々な種類の蜂がいて、蜘蛛を餌にする蜂、他の生き物に寄生する蜂、そして花の蜜をとるミツバチ。室田さんは、蜂の目線から鉢の住居、外的、巣、エサを眺め、そして観察を続けてこられました。

「偶然はない。必ず意味がある。」
研究の基本とは、
・観察
・記録
・疑問
・そして疑問に対して調べる

調べた結果からまた観察と継続して
行う探究心が必要だと、静かに熱く
お話をして頂きました。
室田さんの内に秘めた情熱が
中学生にも伝わっているようでした。

BEEKEEPER:Takayo Takeuchi

自分は生きているけど、普段は命について考えることはあまりないことに気づきました。その人は生きているって前提で話していることがほとんど。もうすぐ、この人は亡くなるんだって実感するとき、死は身近なものなのだと落ち込みます。

当たり前のように、心臓は動いているし、呼吸もしています。そんなに必死になって生きているのか?と考えると、そうかもしれないけど、そうではないかもしれない。そんな矛盾があります。

日々、自分にいろんな言い訳をしながら生きているような感覚になることもあります。

そのような感覚を持っている中で、自分の子孫を残すこと、女王蜂を守ること、はちみつを作ること、自分と仲間を守ろうと必死になること。。

生き物の強さを感じます。

自然の中で生きている命に触れ、蜂を育てていくという共通の目的で、いろんな人と繋がっていきたいです。

生きていること、命について考えていきたいです。

BEEKEEPER:Yuri Taniyama

私は虫は嫌いです。ハチは刺される、怖いというイメージがわきます。ミツバチや養蜂には今の所あまり興味はありません。でもハチミツ大好きです。

あらゆる生物との共生について考えることは、人生において考える課題であると思います。

同じ日本人でも、オレンジにいる人達もこんなに考え方が違う。病気を持つ人の気持ちは、なってみないと本当の意味で分からない。生まれつき障がいを持つ人の感覚なんて想像もつかない。


なぜ戦争は起きるのか。なくならないのか。

安心して自分らしく暮らせるまちとはどんなまちか。

違う人種、動物、植物、虫

嫌悪感持つものに対して排除しようとする・できる力を持つ人間が、排除ではなく共生の道をさぐるとどんな答えが待っているのだろう。

姿形も違う、生き方が全く違う、刺される、怖いミツバチとどう付き合い一緒に生きていくかを考えることで探ってみたいです。

BEEKEEPER:Katsutoshi Kinoshita


初めまして。BEEKEEPER見習いの木下克俊です。ミツバチに触れることで、空を見上げることが多くなりました。

私は子供のころ、屋根の瓦の上に寝そべって空を見るのが好きでした。布団を屋根の上に干していたのですが、私も布団と一緒に日光浴をしながら、「自分ってなんだろう。今ここにいるのは私。それってどういうこと?」と雲を眺めていました。

学生生活はそうやって
空を見ながら自分について
悶々としていました。

「今、ここにいるのは私」
と気づいたのは、10代後半に
過ごした寺での生活。

寺のスケジュールは
朝5時すぎに起床して、掃除して
お経読んで掃除しての生活。

境内で、はいてもはいても現れる落ち葉。
湯気にまみれてヤカンに茶葉を入れた時の香り。
腹から声をあげてのお経。
座りすぎて、立ち膝になりながらの正座。
腹がへること。
そして一日が終わる夜、
布団に入り、部屋の天井をみながら、
「今日も終わり。私。幸せ。」
と眠りにつきました。

夜明け前、夜空に向かって
星の光がまぶしい。
走りながら夜空と一緒に
本堂に向かう。

「今、ここにいるのは私。」
そんな「気づき」を寺の生活で
学びました。

ミツバチと生きることで
関係性に気づく。
女王蜂がいて
働き蜂、雄蜂がいるミツバチ社会。
半径4kmの世界を飛び回り
花の蜜をとる。外の世界との関係。

私がいて家族がいて地域がある社会を
ブンブンとミツバチは飛び回る。

ミツバチを見ることで
生命の不思議をしる。
生かされていることをしる。
共に生きていることをしる。

自然を見ること
人間を考えること
BEEHAPPY