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コラム

teacher training:サリーからの宿題

2017/06/10 / teachertraining

 

Birthlight Motherhood
Yoga 2017 Fukuiを終えて
ーサリーからの宿題

サリーの魅力はひとことで言いつくせませんが、ヨギとして、教育者として、ひとりの母親、女性として知性と情熱にあふれ、経験を積まれたおおらかさと、きめ細やかさを漂わせている方です。でも不思議なことに、古くからの友人と一緒にいるような安心感があり、サリーの側にいると自然体でいられました。研修を主催する気忙しさはありましたが、研修を提供する側と、研修を受ける側の橋渡しに集中することができました。「橋渡し」の立場こその学びがたくさんあり、その学びが今後の私を支えてくれると思います。

 

研修が始まる前日、サリーを創作の森に案内しました。ゆっくりと水辺の広場を散策しながらお互いの近況について話したりして、いつの間にか、研修がうまく行くかしら。。なんていう不安は消えて行きました。サリーは長旅の疲れも見せず、創作の森の景色に溶け込んで、準備万端で集中していました。おだやかで楽しそうでした。

私もリラックスして1番心配なことを打ち明けました。
「あなたの講義をちゃんと通訳できるかしら。あなたのレッスンを日本語で伝えられるかしら。。間違った通訳をしたくないから、緊張(ナーバス)します。」

あなたはバースライトをよく理解している。自信を持って。ナーバスでなくて、エキサイティングよ!とサリーは背中をなでてくれ、この研修が終わったときに研修生が

●confidence
●excitement to start
●bonding each other

を得てほしいと、はっきりした
ビジョンをシェアしてくれました。
そして、毅然と付け加えました。


「親と赤ちゃんのベストのために、誤りがあれば間違いを指摘します。私が言語のせいで気づかない誤解や間違いを見つけたら教えてね。それだけでOKよ。」


サリーの研修は見事でした。ビジョンどおりに私たちは自信を得て、この学びを伝えたいとワクワクし、仲間との信頼関係が芽生えました。実習の中で私たちは失敗することを許され、仲間から学び、考えて修正し、どのように成長していけるのかを体験しました。その達成感、連帯感が感動となり自信になったのですね。サリーは私たちを信じていました。私たちが間違いから学ぶのを信じていたのです。

バースライトは、満足
のいく子育てのために
「プロセスは無理に起こすのではなく
自然に現れてくるにまかせ、
よく見てよく聞くこと」

という姿勢を大事にしています。研修中のサリーは、この姿勢そのものでした。研修を終えて1週間。私もいつものルーティンに戻りました。マタニティヨーガ、産後ヨーガ、ベビーヨーガを指導しました。サリーが私たちを包んでくれたように、私も生徒さまを包めるかな。生徒さまの母性の芽生えの、自然なプロセスに寄り添いたい。サリーからの宿題の答えを探しながら、生徒さまと共に私自身、これからも母性を育んで行きたいと思います。