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コラム

livelight:苦悩and無常

2017/11/08 / livelight

 

帰りの飛行機
トロントー羽田で
「3月のライオン」と
「LALALAND」をみた。

 


9歳の頃に交通事故で
両親と妹を失う主人公の
零(れい)

「苦悩」の真ん中で、
葛藤し、孤立し、それでも
生きていく寂しさ。

そして出会う人々。
妻の病気と苦悩する棋士
重い病気を患う棋士
孤高の天才の棋士
お父さんが家を出た三姉妹
棋士を諦め目標を失い悶々とする兄弟

叫ぶ者。歯をくいしばる者。
無口な者。笑う者。演じる者。

それぞれの方法で、
それぞれの苦悩に
対峙する。

対局にて勝負し
対局にて理解し
対局にて癒す。

一つ屋根の下に集まり
同じ飯を食べて笑い
一緒に苦悩する。

そんな生活の一コマが
苦悩だけど、孤独だけど
癒しであり、笑い、生きる。

苦悩は
どこまで行っても
天井がない。

癒しは
いつでも
そこにある。

「LALALAND」をみた。
売れない音楽家の男と
無名の女優志望の女の

「苦悩」

有名ミュージシャンの男と
ハリウッドスターの女の

「無常」







と季節が移り、
男と女は苦悩する。

言葉にできない時間
言葉にできない場所
言葉にできない苦悩

癒し。
ララランド。



着陸案内が始まりました。
日本にランディング。
ただいま。