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コラム

motherhood:uncondithional love

2018/03/23 / motherhood

 

昨年5月、母性のヨーガトレーニングコースを
福井でコーディネートし、翻訳・通訳を担当しました。
研修を提供する側と、受講者の橋渡しをさせていただきました。
沖縄母性のヨーガを2ヶ月後に控えたいま、私のこれまでの
母性の学びとこれからの課題について考えてみました。

 
〜その4
uncondithional love
このように私の仕事(バースライトヨーガ)と、
わたしの個人的な生活(人生そのもの)とは
密接に関係しており、うんうん唸りながら
「母性のヨーガトレーニング」の準備に奔走し、
同じようにうんうん唸りながら
家庭生活を送っています。
どちらもとてもチャレンジングです。

義母・夫・中学生になる息子の同居4人暮らしの
生活は、仕事をする際のインスピレーションとなり、
ヨーガの実践やクラスでの気づきはそのまま生活で
調和を取るための知恵になっていくようです。

関わる社会が広がれば広がるほど、
調和をとるために努力が必要である
ことにも気がつきました。

自分の内側の調和と,
外側との調和の取り方が
少し違うことも学びました。



特に義母との生活は,母性の学びに違う角度から
光を当ててくれます。実母はもう他界しましたが、
今を生きる私を後ろから照らしてくれているようです。

夫は私に足りないものに気づかせてくれ、
今を生きる私の生活は、息子の食事を作り、
生活習慣を見守り健康に留意し、学校生活の
手助けをしながら10代の発言や行動にはらはらしつつ
「これでいいのか?」
「もっと押すべきか引くべきか」
など四苦八苦しています。

特に10代になった息子は小さいながら
社会の一員であり、母親が手を伸ばして届く
範囲には収まらなくなってきました。

近年息子の成長に関して一番心配なことは、
息子が社会の中で自信を持てるようになることです。

家族との関わりだけでなく学校やクラブ活動などで、
息子はたくさんの人達と事柄と生活していて、
うまくいったりいかなかったり有頂天になったり
気力を失ったように見えたり、おしゃべりになったり
無口になったり。

するとわたしの心も息子と一緒に上がったり下がったり、
穏やかではありません。赤ちゃんの時泣き止まない
息子を抱いておろおろしていたあの心境。

私の足もとはいっぺんに
グラグラになってしまいます。

時々自分のこと仕事のことに懸かりっきりになり
息子のことに気をかけていられなくなると、
決まって息子はひょいと成長し、
これまでの心配はなんだったのかな?
と首を傾げることもよくあります。

「プロセスを無理に起こすのではなく
自然に現れてくるにまかせ、よく見てよく聞くこと」

というバースライトの子育ての姿勢は、
今のわたしの指針となるものでした。
子どもの失敗を許し、考えて学んで行くことを
待たなければ。「信じる」とは難しい、
忙しいと「よく見てよく聞くこと」も忘れてしまいます。

私にとって母性とは、子どもを育てて行くときに、
そしてヨーガクラスで女性たちと向き合うときに
いつも繋がり直して思い出したいもの。

私の母が他界してからしばらくの間見上げていた空の、
透き通るようなとてつもない広さ。
そのときに絶対的なものに包まれていた安心感。
それは「愛」と呼べるのかな。。。

その安心感は思い出すたびに、
肉体的にはそれと離れてしまっていることが
とても寂しくなる。そんな懐かしさ。

へその緒で赤ちゃんがお母さんと繋がっていたとき
羊水に包まれていたときのあたたかさ。

私が見上げた空に見つけたものは、
「uncondithional love」「無条件の愛」
「motherhood」
だと言っても良いかもしれません。


その後バースライトを日本に伝えて行く
活動をしたいとバースライトジャパンを
立ち上げた時,夫とビジョンについて真剣に
話し合いました。

そして、私の過去と今と未来とを
全部合わせて探し当てた言葉は、
「母性を喜ぶ」。

バースライトジャパンはみなさんと
「母性を喜ぶ」ための活動です。

Let’s celebrate our motherhood!

沖縄の方言『なんくるないさ~』には
『まくとぅそーけ』という大事な接頭詞が
あるのを知りました。

その精神に近づけるように、沖縄トレーニングの
準備を進めて行きたいと思います。5月沖縄の
みなさまとバースライトのトレーニングを通して
母性を喜びたいと思います。

沖縄の明るいお日様と
青い空が待ち遠しいです。

長くなりましたが
バースライトのインストラクターとして、
研修のコーディネーターとして、
母性を育成中のいち女性として、バースライトの
「母性のヨーガトレーニングコース」
について書いてみました。
ありがとうございました。