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コラム

motherhood2018:nugget of wisdom

2018/05/30 / motherhood

 

2018年5月、マタニティヨーガ・お産のヨーガ・

産後のヨーガ・ベビーヨーガをひとつにまとめ、

Motherhood (マザーフッド:母性)の芽生えを体験し

学ぶことのできる5日間(30時間)のコースが沖縄で

開催されました。

 

*** Celebration : 祝福 ***

受講生のみなさま修了おめでとうございました。

みなさんの5日間の旅路を、
わたしはオーガナイザーとして
どきどきしながら見守りました。
一緒に旅をしているようでした。

みなさんは初め、母性について考えるという
新しさにドキドキし、驚き、戸惑いました。
それはとてもシンプルで、ど真ん中なテーマだから。
新しい出会いと関係性の中で、ちょっと不安になり
自分を捜さなければなりませんでした。

Who am I?
Why am I here?

妊婦さんが妊娠して、
自分が新しい命を宿したと知った時のように。

母性のヨーガは、
これまでのどんなヨーガとも違ってました。
こんなふうに動いてごらん、呼吸してごらん。
こんなふうに触れてごらん。声を出してごらん。
これまでとは、やり方を変えてみる必要がありました。
とにかくやってみる必要がありました。

でもそれは、これまでの知識や実践を
すべて含んでいるような全体性がありました。

疑問を口に出してみました。手応えがありました。
自分が受け入れられ、相手と共有できました。
変化を受け入れている自分がいました。
そして、安心して相手を受け入れました。
間違えることも、分からないことも
それは旅の始まりでした。

やってみてきいてみて、
自分で作っていた壁を崩した時

みなさんは、とても楽しそうでした。
このとき、みなさんの姿勢がはっきりと変わりました。

身体を起こし、目が大きく開いて、はっきりとした声で
顔を輝かせて、リラックスして今を楽しんでいました。

まるで赤ちゃんが、ゆらゆら揺れるカーテンに

にこにこと手を伸ばしているように。

ハイハイを始めた赤ちゃんが夢中になって
おもちゃに手を伸ばすように。


研修の中盤に

みなさんは個性を輝かせ、自分らしくふるまい
自分を語り始めました。

グループワークやペアワークも活発になり

男性も女性も、西洋人も日本人も、先生も生徒も
生きている限り
みな不安であり幸せを求めているのだと知りました。
その点で、私たちはみな平等でした。


最終日、皆さんの中には自信がありました。

歩き始める子どものように
主体的で行動する勇気にあふれ、
同時に、共有し合うことの大切さも学んでいました。

5日間、一緒に学ぶことでお互いを尊敬し合い

何よりも、自分を大切にしようと
自分を慈しむことができるようになりました。


それは、

自分を包むMotherhood(母性)に気づくことができたから。

ほんとうの笑顔が弾け、美しい涙が流れ、
18名の受講者それぞれの胸に
いや、主催側のわたしたちにも
ビジターの妊婦さん,ママと赤ちゃんにも
「nugget of wisdom (大切な知恵の宝)」
がもたらされました。


マタニティ、お産、産後、ベビーヨーガを

ひとつづきに学んだ5日間。
わたしたちの中にも素晴らしいものが生まれた5日間でした。
修了、おめでとうございました!