マタニティ・ヨーガ「逆子だと言われたら」
妊婦検診で赤ちゃんが逆子だと、
ドクターから告げられるとどきどきしますね。
不安になり、なんとか元に戻って欲しいと思うものです。
逆子、とは正式には赤ちゃんが『骨盤位』だ、
と言います。赤ちゃんの頭が上に向いた状態です。
妊娠の終わりごろ、出産が近づいたとき、
赤ちゃんがどんなポジションにあるかが、
出産の種類や赤ちゃんの生まれ方に大きく影響します。
実際は、全妊婦さんの赤ちゃんのうち、
ほんの2.5パーセントほどの赤ちゃんが骨盤位でお産をむかえます。
そのほかの逆子の赤ちゃんは、出産前に自然に頭を下にした位置へ
と回転します。
心配しないで、いつもどおりの生活を続けましょう。
マタニティヨーガのクラスでも、約5割の妊婦さんが、
妊婦検診で1度は逆子だと言われます。
そして、ほとんどの赤ちゃんが
自然に頭を下にしたポジションに戻るのです!
でも、妊娠32週以降、赤ちゃんが大きくなって
回転するスペースが小さくなってくると、回転の可能性を
高めるために、お勧めしているポジショニングという
体操があります。
- 壁のそばに仰向けに横たわる
- 両足を壁に上げる。
- 背中~お尻の下にクッションや座布団を敷き、下半身をを30度の角度に持ち上げ傾ける。
- 赤ちゃんに話しかける。 『頭がこっちだよー』
- お腹を手でなでる。(回転を促すようにまあるく、まあるく)
- 20分ほどそのまま保つ。1日に2セット行う。
その他、34~36週になると鍼や指圧、
もぐさのお灸を試してみるのもお勧めです。
下半身が冷えてないか、チェックしてみましょう。
ウォーキングや運動を日課にして、よく体を動かしましょう。
(ただし、この時期は赤ちゃんが逆子のまま、骨盤内に収まるの
を防ぐために、しゃがみこみのスクワットは、止めておきましょう。)
赤ちゃんがなおも骨盤位を続ける場合は、
出産直前に『外部頭位回転術』を試してみるといいでしょう。
外部頭位回転術を施術する産婦人科を捜してみましょう。