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マタニティヨーガ:産まれました!
「出産で何もできなかった、育児でも何もできない、
それが自分、とようやく受け入れられるようになりました。」

ご報告が遅くなりましたが、昨年12月に、
3300gの男の子を出産しました。

出産は、私の予想をはるかに超える大仕事で
恥ずかしながら、自分の弱い部分ばかりが
前面に出てしまいました。

予定日の前日におしるしがあり、いよいよだ!
と思うと同時に、急に不安になりました。
すがるように安産五則を繰り返し唱えたり、
「大丈夫やで」を何度も読み返したりしましたが、
いざとなると落ち着かない自分が出てきて、
なんとかなると思っていたおおらかな
自分は消えてしまいました。

予定日を2日過ぎた朝、大量の出血があり、
病院へ。少し破水していたようで、
そのまま入院することになりました。

ただ、陣痛がなかなか始まらず、始まってからも
ずっと弱いままで、ベッドに横になったまま
次の日を迎えることになりました。

ずっとモニターを付けていてベッドから動くことも
できず、陣痛の波に乗るどころか、次の陣痛が
くるのがこわくて身構えて、からだも
がちがちになっていました。

いきみたい感じを自分で逃すことができず、
だめだと思いながらも、うめき声ばかり出てしまい、
うまく呼吸することができませんでした。

赤ちゃんの生まれてくる力を活かしてあげたい、
赤ちゃんに寄り添って一緒にがんばろう、
と思っていたのに。。。

実際には陣痛の痛みにとらわれ、
自分がつらいのをどうにかしたい、
としか思えなくなって、
息を吐くというただ一つのことも満足にできず、
そんな自分が情けなくて泣けてきました。

次の日になっても、いきむには陣痛が
弱いままだったので、最後は点滴で陣痛を強め、
ようやくいきむことになりました。

ここでも私の呼吸は乱れ、酸素マスクを
付けることになりました。

いきみ始めてから赤ちゃんが出てくるまでに、
かなり時間がかかったため、赤ちゃんが弱ってしまい、
楽しみにしていたカンガルーケアはできないまま、
赤ちゃんは小児科に連れていかれました。

自分がうまくいきめなかったから、
ちゃんと呼吸できなかったから、
赤ちゃんにつらい思いをさせてしまったんだ、
と自分を責める気持ちが今でも残っています。

せっかくマタニティヨーガでたくさんのことを
教えていただいたのに、あまり明るい
ご報告ができず、申し訳ありません。

でも、マタニティヨーガに通ったからこそ、
「こういう出産をしたい!」という前向きなイメージを
持つことができ、だけどそれができなくて残念、
と自分を振り返ることができました。

出産だけでなく、まったなしで始まった育児でも、
ああしよう、こうしたい、と思っていたことが何もできず、
最初の頃はよく泣いていましたが、

一ヶ月たった今、出産で何もできなかった、
育児でも何もできない、それが自分、
とようやく受け入れられるようになりました。

先生のマタニティヨーガに出会えて、
本当によかったと思っています。

名古屋で数回通ったマタニティヨーガとは
全然違って、こころとからだの両方を出産に
向けて穏やかにととのえていく、
あたたかい雰囲気がありました。

先生のやさしい語りや笑顔に、
たくさんエネルギーをもらいました。
ありがとうございました。

ベビーヨーガに通うことができず残念ですが、
また先生のヨーガクラスに参加できる機会が
あるといいなぁと思っています。

どうか、マタニティヨーガに参加しているみなさんが、
希望するイメージに近い出産ができますように。

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