カトマンズでヴィパッサナー瞑想 2015年01月10日-01月27日
カトマンズよりナマステ。小松ー成田ー成都ーカトマンズと旅に出ました。
カトマンズ到着。一日目の午前中、チベット仏教の聖地、ヒンドゥーの聖地を巡礼。チベット仏教の聖地ボダナートでは人々の祈りとそこに確かにブッダがあるという確信に心高ぶりました。
ヒンドゥーの聖地パシュパティナート。破壊神シヴァの4大寺院ということです。川岸は火葬場。まさに今、聖なる河より、身体を清めているシーン。壇の中で火葬が始まるシーン。10名ほどの僧侶がならんで読経するシーンといくつものシーンがクロスしながら流れている。
午後は王宮巡り。
こちらは現実に引き戻された。2001年6月にネパール国王はじめ王族が10名射殺される事件が勃発しました。皇太子が射殺し、自らも頭を打ち重体になるが二日後に死亡。しかし皇太子は右利きだったのに、致命傷の傷は左のこめかみから入っていたそうで、また泥酔していたとされる皇太子の身体からはアルコールは検出されていないなどといった報道があるようで、真相は解明されないままに。2008年に新国王は政治、軍事の権限を放棄し民主政治が始まります。王宮内での晩餐会での事件。見学にいきましたが、ただ晩餐会の場所はただの「さらち」になっているだけでした。
暴力。「暴力性」とはどんなにしばっても抑えても、出てくるものなのでしょう。ヒンドゥーの祭りではヤギや鶏などを生け贄にするということでしたが、これらの行為は私たちの中に潜む「暴力性」の中和なのではないでしょうか。
本日のバンダ(強制ストライキ)の原因は政治汚職ということです。店はシャッターをしめ、道路から車とバイクも消えました。あんなに喧騒としていた昨日は嘘のように静かなカトマンズ。王政から民主に権力は移行したようですが、心のシステムもなかなか機能しないようです。
だからこそ、破壊の神である、シヴァ神がこちらで人気なのでしょう。
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