HOME > 暮らしと瞑想 > コラム > 福井のヨーガスタジオ:冠婚葬祭

冠婚葬祭


ここ最近、葬儀と結婚式という
二つの冠婚葬祭がありました。

R0010092.JPG

親しい人との別れ。

横になっている様子は
姿、形はそのままなのに動かない。
記憶の中には笑い顔や息づかいが
そのままなのに。

涙はあふれてきて
心には悲しみがある。

葬式のとき、故人の身体を花いっぱいした。
葬儀場に飾られていた花を摘み取って、
故人の身体の周りにそっとおいた。
一度ではなく二度、三度と花を供える。

心の悲しみを花にそえて
いつまでも故人に寄り添う姿。

親しい人との別れ。
「悲しむ」という寄り添い。


R0010128.JPG

親しい人の結婚式。
あらたに出会い新しい家族
ができる。

これまで、家族の中で
怒ったり、喜んだり、悲しんだり
と同じ家で身体と心を育ててきた。

生活の中で
悲しみの中に喜びがあり
喜びの中に悲しみがある。

一緒に
悲しんで
喜んでいた親しい人が
新しい家族をつくる。

悲しむことも身体と心を育ててくれる。
喜ぶことも身体と心を育ててくれる。

怒ったことも悲しんだことも
喜んだことも全部、必要なことなんだと
それが家族なんだと、
そうやって日常が過ぎていく。

メニュー