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これでいいのだと苦しまなくていい


タイのスカトー寺の住職である
プラユキ•ナラテボー師の瞑想会に参加してきました。

場所は長野県の穂高にある養生園
木と大地の中にある人のぬくもりのある
建物はゆっくりと深呼吸して心を落ち着かせるのには
最適な場所です。

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気づきの瞑想・手動瞑想という瞑想を初めて行ないました。
「手を動かしながら、その手に気づく」という動きを伴った
瞑想方法です。

目的は
「いま、ここにあることに気づく」
という気づきを深めることです。

手を動かすということで直接、身体にしみ込ませる動きは
驚くほど、シンプルに直接的に「気づき」を育ててくれる
ことを体験しました。

講義では「苦諦」について。仏教の基礎的な教えですが
「苦しみにを明らかにする」ということです。

生老病死をはじめとする四苦八苦がありますが
これらの苦しみを明らかにするというのが「苦諦」。

どれをとっても苦しみだよ〜だから、
しょうがないさ〜という事ではなくて
身体と心には苦しみがあると、明らかにすること。
あなたは、苦しまなくていいんだよ。ということ。

私はこうやって育てられたから苦しいの
私はあの時失敗したから苦しいの
私はこうだから出来ないの
と苦しみを飲み続けるのではなくて
苦しみを明らかにすれば
苦しみを飲まなくていい。

いま、ここにあると気づくことが
苦しみを明らかにしてくれる。
バカボンの父さんの
「これでいいのだ」です。

そして、病気などで苦しんでいる人には
「苦しまなくていいんだよ。」
とバカボンのパパが寄り添うこと。

すべては「いま、ここにある気づき」
から始めるということですね。

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雨ふりの穂高。
水のエネルギーに
満ちあふれていました。

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